S**Y
おもしろい!
これを見ることで、ツインピークスの内容がつながっていきます。
ぽ**ち
女性の遺体
ツインピークスとは女性の遺体を意味している。つまり、アヴェレッジアメリカンの女性が死んだ。死者の死が物語の始まりを告げ、その女性の死後の妄想がスクリーン上で展開されていくのだ。死によって時間軸を喪失した死者の体内で、実際の記憶、妄想の記憶(明るい妄想、暗い妄想)が入り乱れ、邂逅を遂げるのだ。明るい妄想とは理想の人物に変身して人々から喝采を浴びたり、尊敬される妄想のことである。基本的に人々に好かれ、何でも思い通りにできる世界が明るい妄想の世界だ。一方、暗い妄想とは殺人鬼になって人間を皆殺しにしたり、犯罪を犯すことで世間に復讐する妄想だ。気に入らない人物や立場の強い人間であっても有無を言わさず、殺してしまう。人々の命運を思い通りにすることが出来る世界。警察や軍隊にも負けない。それが暗い妄想の世界である。筆者にも覚えがある。つまり、妄想とはある意味、ファシズムに似ている。リアルではどんなに無力な人物であれ、妄想の世界では「世界の支配者」なのだ。一方で、妄想をすることには、だいだいに於いて人生はぜんぜん思い通りにならないという嘆きや悲しみが含まれている・・・・ツインピークスの話に戻るが、死者は基本的に女性だった。が、普通の女性とは異なる特徴があった。じつは両性具有だったのだ。しかし、男としての部分は身体的にも精神的にも小さかった。それは、謎の小人の男、謎の少年の存在が物語っている。2人は両性具有者だった死者の男の部分なのだ。死者は生前、両性具有者ということで差別されたり、まともな恋愛が出来なかった。そのため、妄想の中で理想の女性に変身して、理想の男性像を作って恋愛した。一方、彼女は男の部分もあったため、妄想の中で男に変身し、つらい人生の鬱憤を復讐(レイプ、殺人)という形で発散していた。死者は普通に生きる女性たちに憧れ、精神的に穏やかな時には理想の女性像を脳内で作って妄想の中で演じていたが、一方で、機嫌が悪い時には女性たちに対する妬み、復讐心から理想の女性として作ったはずの人物たちをレイプした上、最終的に殺した。両性具有だった死者は、女性に憧れていたが、一方では女性を憎悪してもいたのだ・・・・普通の女性にあこがれる死者は生前、いろんな女性像を作り上げ、妄想の中で演じていた。それがジャクリーヌやロバータだったが、ジャクリーヌは女性に復讐するためにジャックに変身して売春宿を経営して女性を奴隷扱いして虐げ、ロバータはボブに変身してローラをレイプし続けた。もともと、死者は全校生徒の憧れの的になりたいということで理想の女性像としてローラを脳内で作ったが、一方で、そういう女性を憎んでもいた死者は、寝てる間にローラをレイプし、挙句に殺してしまった・・・・つまり、加害者も被害者も、みな死者自身なのだ・・・・大いなるパラドックスがここに秘められている。「片目のジャック」とは「ジャクリーヌは現実を見たくない」という意味である。片目を手で押さえていた老婆が死の直前の死者の姿である。印象的な赤いカーテンは「火葬」の炎であり、幾何学模様の床は高温を意味している。赤いカーテンのシーンは、死者の「火葬の思い出」なのだ・・・・また、FBI捜査官たちが次々に消えていくが、これは死者が「なぜ自分が死んだか知りたくない」ことを意味している。ローラの日記が消えるのもゴードンの耳が遠いのも同様だ。ゴードンの耳が遠いのは「(死者は)何も聞きたくない」し、「本当のことを知りたくない」のだ。
J**J
最高
テレビシリーズに続いて何度も観てしまいます!。面白いですよ!
A**ー
これは
海外ドラマを観るようになったキッカケのドラマでした…ブルーレイになって発売されると知って、早速購入…見て懐かしかった
佐**ふ
いわゆる典型的な「リンチ風」が全部凝縮された傑作
正直いいますとTVシリーズのほうは、ちゃんと観たことなかったです。でも、リンチ好きのはしくれとしては、どうしても観たかった。で、今まで観れなかったのですが、念願かなって今回観ることができました。感激です。予想に違わないできばえ。絵に描いたような原色と、まばゆい太陽の下の住宅街。家族と中流の幸せがそこにあります。一見、そう見えますが、リンチにかかれば、それはこの現実の裏に、びっしりとへばりついた、おぞましい限りの悪夢の世界と表裏一体。何か意味があるようで、意味がないような。しかし、ローラ・パーマーがなぜ殺害されたのか?誰に殺害されたのか?という、大きな謎の解を内包しつつ、ドラッグとタバコとセックスと闇の世界に転落していった彼女を、暗黒の世界にどんどん描写していきます。クライマックスシーンの恐怖とシェリル・リーの怪演は鳥肌ものです。乙女の役柄の演技と、その裏人生の演技、それと「その時」の演技はとても同じ女優とは思えないほどの、おぞましさ。ぶっとびです。アンチリアリズムと映像詩人としてのリンチ、そして音楽でなく日常の音、雑音、空気感を効果的に使って、それとなく、サブリミナルしているいつもの演出構成は、本作でも遺憾なく発揮されています。後の『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』に至る道程を納得できる、代表作のひとつです。デビッド・ボウイの出番、少なすぎるのがちょっと残念。
ま**こ
難解
見終わった後、理解出来ずGoogleで解説文を見て納得しました。テレビ版も見てみたいです。
サ**ン
ローラ・パーマーはどのように殺され、誰に殺されたのか。
TVシリーズの「ツイン・ピークス」より先に、この映画を観てはいけません。ローラがどのように殺されたのか、そして犯人が誰なのか、という「真相」が描かれているためです。 本編は、2つの部分に分かれていると思います。 前半は、テレサ・バンクス事件について。FBIのデズモンド捜査官が、テレサ・バンクスの事件に挑むのですが、やはりTVシリーズ以後に撮られた映画のため(デズモンドであれば解決できそうな事件でしたが)、盛り上がる前に終わりました。 後半は、ローラがどのように殺されたのか、そして犯人は誰なのか。事件の真相が描かれます。 前半と後半の間に、クーパーらしい(しかし、オカルト的な)場面があります。TVシリーズが消化不良に終わったので、クーパーが出たことで、何かあるぞと期待しましたが、登場は主にそこの部分だけでした。 この映画は、TVシリーズの補完版であり、リンチを前面に出した作品です。やっぱり、TVシリーズを最後まで見てからのほうが面白いです。
C**7
遺伝
精神疾患と薬物依存に遺伝がかかわります。ローラは、地獄行きの予感に怯えていましたが、赤の部屋で天使が出現します。
Trustpilot
3 weeks ago
2 months ago