The GOOD The BAD & The UGLY (1967) For three men the Civil War wasn't hell... it was practice! By far the most ambitious, unflinchingly graphic and stylistically influential western ever made, The Good, the Bad and the Ugly is a classic actioner shot through a volatile mix of myth and realism. Screen legend Clint Eastwood (A Fistful of Dollars) returns as "The Man with No Name," this time teaming with two gunslingers to pursue cache cache of $200 ,000 and let no one, not even warring factions in a civil war, stand in their way. From sun-drenched panoramas to bold hard close-ups, exceptional camerawork capture the beauty and cruelty of the barren landscape and the hardened characters who stride unwaveringly through it. Hailed as "the best directed movie of all time" by Quentin Tarantino, this masterpiece was directed by the great Sergio Leone (Once Upon a Time in the West) and co-stars Lee Van Cleef (For a Few Dollars More) as Angel Eyes and Eli Wallach (The Magnificent Seven) in the role of Tuco. Music by legendary composer Ennio Morricone (Death Rides a Horse).
バ**堂
将来の映像作家イーストウッドの萌芽があちこちに散見される見どころ満載のマカロニ大作
もはや、語り尽くされた感もあるマカロニ・ウエスタンの頂点、―いや、西部劇に新たな道を切り拓いたパイオニア的存在でもある本作。<レオーネは、副主人公のイーライ・ウォラックをコメディ・リリーフとして縦横に使うことで、前2作よりいっそうユーモア色を強め、喜劇映画として見ごたえのある作品に仕上げている>という中条省平氏の指摘にも大きく頷きたい。しかし、“喜劇映画”というのはどうだろうか?―それから、<この物語に果たして南北戦争がどれほどの意味を持っていたのか>という二階堂卓也氏の疑問もよくわからない。また、<本作が他のマカロニの追随を許さない破格な点は、たった3人の主人公のために用意された圧倒的な物量だ>というモリコーネ研究者の指摘にもちょっと首肯しかねる。それにしても、ここでのモリコーネ音楽は、前2作にも増して冴えている。いくつもの名シークエンスが用意された本作にあって、その一々に音楽が欠かせない要素となっているのだ。いわば、額縁のようにそれらの舞台を縁取る役割を担っているというか。これほど映画音楽というものが―テーマ曲にかぎらず―クローズアップされたことがかつてあっただろうか?しかも、それはストレンジなだけではない、荘厳さと遊び心が爆発したような優美なものだ。この音楽に見合ったものは、もはや“喜劇映画”といって語れるようなものではないはずだ。それどころか、これは単なる“西部劇”さえ食い破ったような結構をそなえていると思う。さきほどの問いに答えるとするならば、時系列的には前2作よりも以前の南北戦争をわざわざ背景に持ってきたわけの一つは、“圧倒的な物量”を賄えるだけの予算が割り当てられたからだろう。しかし、そこを“他のマカロニの追随を許さない破格な点”としてしまえば、何だか本作の価値が値下がりしてしまう気がする。前2作よりも多いとはいえ、無駄な金は一銭たりとも使わない主義で撮ったとしか思えないからだ。つまり、アメリカ式の物量作戦はとられていないと考えた方が実情に適っているだろう。イアン・ネイサンによると、<製作費130万ドルのうちの25万ドルと、フェラーリ1台と、収益の10パーセントの取り分をイーストウッドは要求し>たらしいが、キャストは「ウエスタン」などと比べるべくもなくそれほど豪華ではない。主要人物は3人―ややこしいヒロインは排除―、プロットも162分[国際版]の長尺のわりに思いのほかシンプル、それよりもロケーションに懲り―殊にラストの広大な墓地―、音楽に懲り、興味深いシークエンスを次から次に惜しげもなく繰り出してきて飽きさせない。南北戦争は、その一つではあるが、おそらく予算の多くは、この戦場シーンに当てられているのではないか?人員も火薬の量もケチクサイ所がない。もちろんエンタテインメントとしての痛快さを保証するものである。しかし、他にも“叙事詩的”というか、アメリカ史の一齣に彼らを置いてみたくなったというのはどうだろう?Once Upon A Time…というあれの先駆け的な。それから、戦争という大量殺人の場に、このちっぽけな賞金稼ぎどもの醜い争いを並置させたかったとか。つまり、殺戮の量とは無関係にくだらないものはくだらない、という。そこらを中条氏は“喜劇映画”と評したのかも知れないが、それは相当にブラックなものだ。また、マカロニ・ウエスタンといえば、即座に“残酷”とか“卑劣”とか“容赦ない”といった単語がズラズラと並べ立てられる。確かに、本作のタイトルからして「善玉、悪玉、卑劣漢」だし、善玉と呼ばれる金髪のブロンディさえ“容赦な”く虫けらのように人を射殺して顧みない。彼の美しい顔の皮膚も砂漠を歩きつづけることで襤褸と化す。しかし、瀕死の兵士に葉巻を咥えさせ、ポンチョを羽織ってやったり、これまた瀕死の北軍の大尉に彼が念願した橋の爆破音を聞かせたりもする。こうやって時折、涼風を吹かせる手際が巧い。それから、兄の牧師に対して、トゥーコが<貧乏から抜け出すためには牧師になるか泥棒になるしかないからな>というのも妙にリアリティがある。こういったディテールの積み重ねが、全体として西部劇という器に新たな血を注ぎ込み、いっそう興味深いジャンルを形成するのに貢献し、やがて、イーストウッド自身が、アメリカ国内からは生れなかった新たな西部劇を創造していく糧としていくことになった気がする。
B**O
続き物ではない。いきなりこれを観てOK
「ドル箱三部作」だの「続」だのシリーズ物っぽく呼称されますが、作品間でストーリーや登場人物に繋がりは全くありません。それぞれ別のお話です。私の中では夕陽>続・夕陽>>荒野の用心棒です。どの作品にも脳裏に焼き付くぐらいかっこいい名シーンがあります。一見の価値ありです。しかし残念ながら、夕陽と荒野は現時点でPrimeでは視聴不可です。
ド**ヤ
好きなシーン
面白いですね、前二作の成功で予算もたっぷり、エキストラもたっぷり、絶対に面白い作品にしてやるとの意気込みもたっぷり。ただ善玉は狂言回しで、主役は卑劣漢、リーバンクリーフの悪玉が楽しそうで何より。ただ上映時間はちょっと長すぎるか、もう少し削ってもよかったかと思いますね、エクスタシーオブゴールドは鳥肌ものです。この映画で好きなシーンがありますが、北軍が南軍に突撃する戦争のシーンで北軍の旗を掲げて突撃する兵士が倒されるのです、そうすると別の兵士がその旗を拾って今度は自分がその旗を掲げて突撃してゆくシーンが何か良いのですよ。
薬**り
主要三人の配役に奇跡を見た!!
ドキュメンタリー映画”サッドヒルを掘り返せ”を鑑賞し、世界中の映画ファンが今作への映画愛を形に残すべく偉業を成し遂げる様に感銘し、遅まきながら本作を鑑賞した。1966年製作の作品だが、冒頭から科白なしの漢達の表情のクローズアップのつなぎがインパクト大で、その後も、エンタメに徹した数々のドラマを盛り込んだ脚本、作りこまれた美術、大勢のエキストラや爆発を多用したダイナミックな演出により、一部のゆるみもない構成に没入感が高められた。E・モリコーネの楽曲は、映画における音楽の親和性を十二分に発揮し、全てが集約されたクライマックスの決闘のテンションは、至宝の映画芸術と呼べる名シーンとなっている。また、本作では、絵画のようなシーンが多々あり印象に残るが、今作以降に製作された映画や多くの映像作家にも影響を与えているのがよくわかり、演出・演技・脚本・美術・音楽全てにおいて、映画のお手本として後世に残るのも納得できる。科白は少なく、役者のクローズアップ、音楽による語り、緊張感を高めるショットなどにより、3時間の長丁場を感じさせず、鑑賞後の疲労感には心地よささえ感じさせられた。C・イーストウッド、L・V・クリーフ、E・ウォラックの主要キャストに至っては、善玉・悪役・卑劣漢の役柄を超えたそのままの人物像にしか見えず、奇跡の配役とも思えた。まぎれもなく映画の神様が降臨した1本であろう。
M**O
欲望と人情と裏切りとハードボイルド
荒野を主戦場とする日焼けした男達は、肌も浅黒く汚れ、いつもアブラギッシュ。そして眉毛も髭もボーボー!!!南北戦争時代の荒み切った戦場の、血と汗と埃の匂いまで漂ってくるかのようなリアルすぎる演出に驚嘆しました。1番心に残ったシーンは、金貨が眠る墓地に辿り着いた時。遥か遠くまでびっしり立ち並ぶ戦士達の墓標が、こう言っては何ですが、かなり壮観で胸打つものがありました。そこですかさず鳴り出すあの名曲「The Ecstasy Of Gold」、本当に堪らなかったです。あと・・・戦争の場面が、2022年の今起きているウクライナ侵攻とも重なり、なんとも言えない気持ちになってしまいました。
高**一
とても良いです。
懐かしく拝聴しました。荒野の用心棒や夕陽のガンマンも観たいです。
ヒ**ー
追記3回目:2017年 4Kレストア版と比較してみました!
このレビューは、「続・夕陽のガンマン MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版 [Blu-ray]」のレビューです。★★★4Kレストア2017年版を購入したので比較して見ました。まず最初にことわっておきますが、輸入盤です。日本で発売されないのが残念です!!日本語吹き替えも字幕もありません。何度も見ているファンの方には字幕は不要ですかね?何回も見ているうちに、私も日本語訳を覚えてしまったのでこの作品に関しては字幕がないのはあまり気になりませんでした。英語字幕はあるので、セリフがハッキリわかるので勉強にもなりますね。画質は4Kレストアしたモノを2Kにダウンコンバートした画質です!そしてその内容は以下の通りです。なんと!今はお目にかからなくなった162分の劇場公開版と179分のエクステンデッドを4Kレストアした2枚組です。特典映像もそこそこあります。とにかく流石!4Kレストア版です!キレイです!ただし小さな画面ではその差がわからないと思います。パソコンで見た時は、あまりその差が出ていませんでしたが、居間にある大型テレビで見てビックリ!大画面で見てこそ、その差がわかる4Kレストア版だと思います。画質は、4Kレストアされているだけあって過去のソフトのどれよりもキレイです。MGM90周年版ニュー・デジタル・リマスターは、画質が良くはなっていましたが、色合いが黄色っぽくて多少残念感が残ってしまいましたが、4Kレストア版は黄色味が抑えられていてキレイでした。画面キャプチャーで画像をパソコンで処理。拡大してみるとMGM90周年版ニュー・デジタル・リマスター色がにじんだようになっていますが、4Kレストア版はそれがありません。その差が大画面で出るのではないでしょうか?とにかくAmazonさんでも購入可能だったので、購入してみました。また輸入盤業者にも発注をかけて取り寄せました。1セットは封を開けずに保存用として保管します。この映画のファンですから当然苦にはなりません。また、ジャケットは2種類でリバーシブル・ジャケットになっています。とにかく買って損はない、ファンなら大喜びの逸品です。日本版が出たら即購入ですね!★★レビュータイトル:新旧比較してみました!発売日にamazonさんから届いて2日後にようやく鑑賞!自慢げに蘊蓄を披露するよりも、このディスクの内容についてレビューします。ディスクの読み取りが終わり立ち上がって出て来るメニュー画面は、旧版と同じものだと思います。そこで日本語吹き替え完声版にして鑑賞しました。旧マスター版との違いは、何と言っても色合いでしょう。旧マスター版は、全体的に白く明るい感じの画面でしたが色が少し薄いような感じの画像でした。建物の白壁は真っ白という感じで眩しさを感じるくらいですね。明るいので暗いシーンでも影になった暗い部分もハッキリする感じです。夜のシーンは青白い感じになっています。ところが今回のニュー・マスター版は、国内で発売されたビデオ、レーザー、DVDで使われた過去のマスターに比べ色合いが濃く、コントラストがかなり変化しています。私はこのニューマスター版のような濃い色の本作を見たのは初めてでした。色は濃くてもケーブルテレビの放送で見たモノとは全くの別物です。好みもありますが、このニュー・マスター版の方が放送されたモノより良いと思います。このことだけでも、このディスクはファンなら必ず買いの1枚だと思います。過去に旧マスター版を購入している人でも、ファンなら購入すべき1枚だと思います。ニュー・マスター版は、全体的に黄色みが強くなっていて、枯れ草が枯れ草らしく見えます。砂ぼこりで汚れた感じが出ていて、人物の肌の色合いも日焼けして薄汚れた感じが出ていてマカロニ・ウエスタン調という感じが強く感じられる色合いになっています。建物の白壁は真っ白ではなく、表面の凹凸がハッキリ解る感じですが、輝くようなギラギラ感が無くなっています。特に旧マスターでは、カットされたシーンを復活させたシーンで、トゥーコのお兄さんの所でブロンディの療養を終えて旅だった南軍スタイルの二人が馬車に乗っているシーンが出てきます。このときフィルムの劣化か大きな傷によるフィルムの黄色く変色した部分が画面の左側全体に一瞬出てきますが、ニューマスター版では殆ど気にならないような感じに修正されています。新旧のマスター違いは、ファンとしては両方コレクションすべきだと思います。今回、改めて見比べてみて、どちらがよいかわかりません。こういう色合いや明るさなどは、鑑賞する人の好みがあるので何とも言えませんが、自分は今回のニュー・マスター版はよいと思います。従って新旧両方グッドですョ!と言いたい。まるで違う映画を見ているようだったとは言いませんが、それに近い感じがしました。ある意味、今回鑑賞して新たな気持ちで本作を見直せることが出来たと思います。これから購入を考えている方は参考にして下さい。同じ条件下でキャプチャーした画像を比較してみてください。ちなみにトゥーコが持っている銃はコルト・ネイビーのパーカッション・タイプなのですが、劇中ブロンディが持っているカートリッジ・タイプになったり戻ったりするカットが沢山出てきます。橋の近くでブロンディと二人で戦場を眺めているシーンでは、シリンダーに弾を込めるシーンが出てきます。これは間違いなくカートリッジ・タイプですが、ラストの三つ巴の地獄の決斗シーンで銃のアップは、完全にパーカッション・タイプです。こんなNGカットをハッキリ確認出来るブルーレイ画質は最高ですね。また、三つ巴の対決で銃のアップのカット出て来ますが、ブロンディの言った通り、トゥーコの銃にはネイビーのニップルキャップが取り外されていることも確認できますね。そこまでハッキリ見えると、また違った意味で最後の決闘シーンも面白く見ることが出来ますね。★旧レビュータイトル:待ってました!!クリント・イーストウッドと言えば山田康雄さん!ルパン三世も山田さん!山田さん亡き後、よくぞ多田野曜平さんが頑張ったと思います。長い間、ブルーレイには日本語吹き替え板の完全版が収録されていなかったので、何れ出るであろうと思って待っていました。50過ぎの私にとって、マカロニ・ウエスタンの最高峰は、この作品だと自分では思っています。長年のテレビ放送で、山田さんの声に聞き慣れているせいか、多少、多田野曜平さんの声にも違和感がありますが、慣れてくるとさほど気になりません。字幕には字幕の良いところもありますが、吹き替えは伝える情報量も多く、声優さんの感情も加わってより楽しめると思います。特に聞き慣れている声優さんの声だと懐かしさも加わり最高です。リー・ヴァン・クリーフの納谷悟朗さん、イーライ・ウォラックの大塚周夫さんも最高です!個人的には、大塚さんのトゥーコ(卑劣漢)の吹き替えが大好きです。今回の発売にはニュー・リマスターと言うところも楽しみの1つです。3時間近い映画ですが、その長さを感じない面白さがこの映画にはあります。ファンには堪らない1枚になりそうです!
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1 month ago
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