The Avons: Golden Classics

.... da ich nur im Auftrag handle und folglich über die Qualität nicht viel aussagen kann.Bis jetzt kam keine Reklamation meines Kunden.

このジ・エイヴォンズというグループはニュー・ジャージー州北部の街、イングルウッド出身。リードのBob Lea(ボブ・リー）が、高校在学中の1954年にグループを結成しようと思い立ち、兄弟のBill(ビル、バリトン)、Wendel(ウェンデル、セカンド・テナー）、Curtis Norris(カーティス・ノリス、ベース)、Ervin Watson(アーヴィン・ワトソン、ファースト・テナー）を集め、The Robins(ザ・ロビンズ）と名乗って活動を開始。55年にはこのエリアでは最もホットなグループとして知られるようになりますが、ご存じのようにザ・ロビンスという名前をすでに名乗っていたグループが西海岸にいたため（ザ・コースターズの前身グループ）、The Avons(ジ・エイヴォンズ）と名を改めています。やがて、ニュー・ヨークでHull(フル）というレコード会社を経営していたBea Calson(ビー・カルソン）という人物が彼らの才能を認め、マネージメントと契約を申し出ます。このフル・レコードは、ニュー・ヨークのブロードウェイにあったブリル・ビルディングにオフィースを構え、1955年～1966頃にかけて主にドゥー・ワップ系のレコードを発売した会社。リリース枚数はシングル60枚ちょっとのスモール・カンパニーでしたが、ザ・ハートビーツの名曲「Crazy For You」や、ハートビーツ解散後にリードのジェームス・シェパードが結成したシェップ＆ザ・ライムライツの「Daddy's Home」などのヒットを出したことで知られるレーベルです。ジ・エイヴォンズは1956年に「1.Our Love Will Never End/2.I'm Sending S.O.S.」（Hull-717)でデビュー。両面アップ・ビートの若々しいナイス・ソングでしたが、話題にならず。続く57年の「3.Baby/4.Bonnie」（Hull-722)ではアプローチを変えA面がスロー・バラッド、B面はミドルの軽快な曲調を試みますがこれも話題になりませんでした。今聴くと、けっこう内容が良いのですが、これは不運としか言いようがありません。その後も62年までフルから計7枚のシングルをリリースしていますが、結局どれも売れず仕舞いでグループは解散してしまいました。この中には5.「You Are So Close To Me」や、7.「What Would I Do」といったバラッドの良曲も含まれていただけに、全く話題にならなかったのが不思議なグループ。本CDには彼らが発表したシングル7枚分全てが発売順に収録されており、当時は発売されなかった15.「Someone For Everyone」と16.「Fairy Tales」の2曲で合計16曲が収録されています。